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宮の沢ハイツ、屋根庇崩落

投稿日:2017/3/12

すでにテレビのニュースで
ご存じの方も多いと思います。

札幌市西区の宮の沢ハイツ
鉄筋コンクリートの屋根庇の崩落

私もテレビ取材の要請があり
離れた処からでしたが、見てきました。

築45年の賃貸マンションとのことです。

私も建築歴は長いですが、
こんな状態は初めて見ました。

このような建物には3年毎の
定期検査報告をすることが
建築基準法で定められています。

この建物は定期報告は20年ぐらい
されていなかったようです。
定期的な検査をしていたら
何らかの徴候が見られたと思います。

突然、鉄筋コンクリートの屋根の庇が
崩落することはないと思います。

現在の所有者は大阪の会社で
昨年、購入されたようです。
亀裂を発見して直そうとしていた
矢先の出来事のようです。

おそらく購入前に建物を
実際に見ることもなく
購入されてから、分かったのでしょう。

戸建ての中古住宅でも
購入前の専門家による検査を
される方はあまりいらっしゃらないようです。

年数の経った中古住宅ですから
大なり小なり、経年劣化はあります。

購入後、大きな問題が起きると
直すには多くの費用が掛かります。

現在、住まわれている家も
年数とともに劣化は進んでいきます。

その家を長く使うとすれば
定期的なメンテナンスは必要です。

一生、何もしなくても
大丈夫という建物はありません。

早めのメンテナンスをして
長く住まわれる家にしませんか。

先ずは検査から
お気軽にご相談ください。