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夏の調査でしたが、冬が心配?

投稿日:2016/10/23

まだ、新しい建物ですが
床下の状態を調査した結果です。


床下の地盤が凸凹

原因はおそらく
冬季に施工した為
凍った土を埋戻しに使い

土の中の氷が融けて
地盤が下がったのだと思います。

その結果
地盤に敷いてある
防湿シートが切れて

地面の湿気が
床下に充満して

床面の合板が結露して
カビが付着しています。

この建物は基礎断熱工法なので
床下換気口はありません。

ところが
基礎と土台の間にすき間があり

冬季にこのすき間から
冷気が流れ込み

床の合板面で
結露が発生したと思います。

基礎断熱工法ですから
床面に断熱材がなくて良いのですが

地盤の防湿の不備と
冷たい外気の流れ込みが原因です。

おそらく
冬季は床が冷たく

そして
床の裏面の合板には
かなりの結露による
水滴が発生していると思われます。

この状態が続くと
寒いだけでなく
床の合板の腐れが心配です。

次回の更新は来週末の予定です。