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中古住宅・耐震・雪・リフォームご注意ください

投稿日:2012/3/10

中古住宅販売の際に
耐震証明書というのがあると税制面で
優遇処置が得られるそうで、
建築士がただ、押印した、偽装とも思える
証明書があるそうです。
図面だけで耐震診断をしても、実際の劣化状態が
分らないと本当に大丈夫って、思ってしまいます。
最近、テレビにニュースでも雪の重みで
家が倒壊している映像をたびたび見かけます。
幸い人が住んでいなくて、大事には至らなかったようですが、ドキッとします。

右上の写真は築30年以上の家の小屋裏ですが
雪の重みで梁が折れてしまっています。
今までよく、折れなかったなあと思える状態です。勿論、緊急退避です。

右下の写真は壁の柱が折れて、外部の雪が見えています。
もともと、柱が腐っていて、屋根の雪を下ろした際に
外壁に大きな力が掛かったようです。
こうなる前に何らかの現象が出ていたと思われますが、こうなると改修が大変です。

中古住宅を買う前に
リフォームをする前に
建物の劣化状態を把握しておかないと危険です。
劣化状態がある程度分れば、事前に改修することは可能です。
年数で建物は必ず劣化します。
その状態を見極めることは重要です。

次回は来週末に更新予定です。