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欠陥住宅・瑕疵・訪問販売ー弁護士・警察

投稿日:2017/4/30

建物に欠陥、瑕疵がある。

警察に頼んだら何とかしてくれる?
と思われている方がいらっしゃるようです?

外壁のタイルが落下して
人が怪我をしたら
警察が動くかもしれません。

訪問販売で明らかに
詐欺に該当すると思われても
警察はなかなか、動いてくれません。

警察は民亊に介入せずが基本です。

では、弁護士に相談すれば大丈夫?
これも難しいです。
弁護士は法律の専門家ですが
建築の専門家ではありません。


窓下の壁が剥がれたのは
明らかに建物に問題があり
瑕疵があるでしょう?
と云われる方もいらっしゃいます。

この原因は結露だと思いますが
結露の問題は
建物の断熱、気密、換気だけでなく
生活のしかたも大きく影響しますので
特定するのは難しいと思います。


そして、よく云われる
基礎のコンクリートの亀裂。

構造上の問題はないのだろうか?
建てて、すぐに亀裂ができるのは
欠陥住宅じゃないだろうか?

心配される方もいらっしゃいます。
亀裂の幅や出来方にもよります。
その判断は一般の方には難しいでしょう。

施工された会社に相談されるのが
良いと思います。
更に定期的な検査をされると安心ですね。

但し、建物の維持管理、メンテナンス
すべては建物所有者の責任になります。
大手の住宅メーカーでも10年を超えると
なかなか、無料点検もないと思います。

勿論、施工や設計にも
問題がある場合があります。
でも、10年を超えると
経年劣化の影響も大きく
その原因を特定するのは難しいです。

建物に何か不安や疑問が生じて
一般の方がどんなに悩んでも
解決策を見つけるのは
かなり難しいと思います。

危険なのは、その現象を放置した場合
傷みが大きくなることです。
それと間違った処理は
更に問題を大きくします。

何か気になる事ができたら
一人で悩まずに
まず、ご相談ください。

電話、メール、FAXで
お気軽にご相談ください。

次回は来週末に更新の予定です。