住宅診断の【エスパス一級建築士事務所】

ハウスドクターとしてお住まいのトラブルを解決!


住宅診断の事例紹介


トップページ住宅診断の事例紹介一覧>こんな施工はダメでしょう

こんな施工はダメでしょう

投稿日:2014/10/19

「家を建てて、
まだ3年なのに

外壁のサイディングが
もう、壊れてきたのだけれど、
どうなんでしょう?」
という、ご相談でした。

屋根のすぐ下のサイディングが
かなり傷んでいます。
雨が降るたびに
窓に雨水が当たっています。

この原因は
屋根から流れた雨水が
サイディングを伝わり
凍害による結果です。
屋根の雨水が
外壁であるサイディングに
伝わらないようにするのが
施工の原則です。

この部分のサイディングを
張り替えても直りません。
屋根の構造をやりかえる必要があります。
簡単な工事ではありません。

問題はサイディングだけでなく、
内部にも影響が出ていました。

床下に入ると
この窓の下に大きな水シミがあり
継続的に雨水の浸入があることが分かります。

診断の当日は雨降りでした。
雨水が基礎のヒビに沿って
流れ出している状態でした。

外部のサイディングだけの破損だけではなく
放置すると
柱、土台までも腐ってしまいます。

早めの改修工事が必要なのは
言うまでもありません。

新築の際にちょっとした
屋根工事をするだけなんですが。

こんな工事をする建築会社は
ダメです。

次回は来週末に更新の予定です。