私が25年前に始めた、住宅診断は 最近、やっと少し広まってきました。 ホームインスペクションという名前でも 知られるようになってきました。
住宅診断は欠陥箇所を指摘するのではなく 現状の住宅の状況を調べ 安全性と今後の維持方法について 提案するものです。
床の傾斜をオートレーザーという機械で 測定して、建物全体の安全性を判断します。 建物が水平であることは安全性を判断する上で 重要な項目です。
また、歩いた時の違和感を数値化するのに 140cmの定規と60cmのデジタル傾斜計で 床の細かい波を測定します。
まっ平らな床はありません。 ビー玉を置いてみるのも一つの方法ですが それだけでは現状把握は難しいです。
更に表面だけでなく 構造を診ることができるのは 床下と小屋裏です。
特に床下は経年劣化がよく見えます。 床下点検口から覗くだけでなく 可能であれば、床下に侵入して 確認することは重要です。
現状が分かれば、直すことは可能です。
但し、あまりにも劣化が進んでいると 改修には多くの費用が掛かります。
早めの住宅診断をお勧めします。 |