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住宅診断(インスペクション)の目的?

投稿日:2024/12/9

私が25年前に始めた、住宅診断は
最近、やっと少し広まってきました。
ホームインスペクションという名前でも
知られるようになってきました。

住宅診断は欠陥箇所を指摘するのではなく
現状の住宅の状況を調べ
安全性と今後の維持方法について
提案するものです。

床の傾斜をオートレーザーという機械で
測定して、建物全体の安全性を判断します。
建物が水平であることは安全性を判断する上で
重要な項目です。

また、歩いた時の違和感を数値化するのに
140cmの定規と60cmのデジタル傾斜計で
床の細かい波を測定します。

まっ平らな床はありません。
ビー玉を置いてみるのも一つの方法ですが
それだけでは現状把握は難しいです。

更に表面だけでなく
構造を診ることができるのは
床下と小屋裏です。

特に床下は経年劣化がよく見えます。
床下点検口から覗くだけでなく
可能であれば、床下に侵入して
確認することは重要です。

現状が分かれば、直すことは可能です。

但し、あまりにも劣化が進んでいると
改修には多くの費用が掛かります。

早めの住宅診断をお勧めします。