2月から3月にかけて 「すがもり」が多発します。 (冬の雨もり現象)
今年は雪が多いので屋根の上は雪で すっぽり、覆われていると思います。
この雪が融けて、凍るを繰り返す これからの時期は「すがもり」が多発します。
「すがもり」の多くの原因は スノーダクト屋根の横樋で起こることが多いです。
この横樋は屋根全体の雨水や雪融けの水を 集めて、排水する処です。
冬はこの横樋の部分が凍って排水を さまたげると横樋が水でいっぱいになり 屋根板金の接合部から、漏水になります。
ただ、横樋が凍らなくても 雪が排水をせき止めることもあります。
横樋は排水の縦パイプと繋がっており その先は地面の中の排水菅へと繋がっていきます。
地面の下の排水管からは 暖かい空気が上昇してきて 横樋を流れることで 写真のように空洞ができます。
この空洞の上には雪が覆いかぶさっています。 日中の暖気が強いと雪が融け この空洞を潰し、横樋の排水を妨げます。
ここに写真のようなダクトカバーがあれば 雪によって、排水を妨げることはありません。
このダクトカバーを設置していない家の方は この時期、ご注意くださいね。 |