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直らない、軒天井の水シミ

投稿日:2018/2/4

家の中に漏水が確認できないと

外部の軒天井ぐらいならと
あまり気にされないかもしれません。

でも、ここまで目立ってきて
落下するような状態になれば
さすがに放置できなくなったようです。

ただ、これまでも何度か
軒天井材を張り替えているようです。


原因を直さなければ
同じことの繰り返し
掛けた費用が無駄になります。

この現象の原因は
単純に屋根板金からの漏水ではありません。

板金の接合部分からの雨水の浸入もありますが

屋根板金を流れた水が
真直ぐ下に流れないで
巻き込む状態で横に流れ

軒天井材にしみ込んだことも原因です。
伝い水と呼ばれるものです。

散水試験をして水の浸入口を特定し
その部分の改修と

伝い水が来ないような
改良が必要になります。

この調査、改修には
足場が必要になりますので
費用は掛かります。

このような伝い水による劣化は
ツララがたくさんできる屋根にも
よく起こる現象です。

次回は来週末に更新の予定です。